徹底検索オンライン要チェック!ブログ:20160718

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国際結婚すると告げたミーに
「聞きたくない…」と
父親は予想通りの反応をした。

おれも反発して
別に祝って貰わなくて結構だと言い放った。

お父さんは野球が好きで地元の少年野球団の監督をしており、
自らも草野球チームのエース。

一方、わしは大の体操嫌い、
パパの期待を踏みにじり、
買って貰ったグローブを、雨の中外に置き去りにした事もある。

おれとは対象的に、弟はスポーツ少年に育った。
僕はお父さんが弟ばかり気にかけていると感じ、
大学で一人暮らしを始めるまで、お父さんの前で素直になれなかった。

大学時代、ミーは世界中を放浪して過ごした。
そんなあたくしをずっと心配してくれたのはお母さんだった。
父親には黙って旅に出ていたが、
ママは父親に全て話していたらしい。

その後、オレが商社に内定した時、
パパは私を行きつけの居酒屋に連れていった。

会話は少なかったが、
常連客から「ムスコさんと飲めるなんて幸せだね」と囃されて
パパは嬉しそうにしていた。

徐々に解れた親子の糸は、
ミーが大学時代に出会ったナウルの女性と
結婚すると決めたことで再び縺れてしまった。

ママや弟、婚約者のためにも
父親との関係を修復しなければならない。

一週間前、おれは実家に出向いて
パパをキャッチボールに誘った。

僕の投げる球は
父親の所まで届くのに精一杯だったが、
お父さんの球はわたくしの胸元まで真っ直ぐ飛んできて
その度に手のひらがビリビリと痺れた。

最初にクチを開いたのは父だった。
「お前のやりたいようにやれ。お前より年上の人間なんて先に死んじまうんだから、
周りの理解など求めんでいい」

わたくしが返事をするより先におとうとが来て
「仲良しじゃん」と嬉しそうに言ってきた。

わたしはボールを投げ返しながら
「親子だからな」と言ってみた。

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